今回ご紹介するのは住宅や不動産関係の情報を多く発信している「Re Guide(以下:リガイド)」というサイトです。
売却用の不動産一括査定専門というよりは、公式HPにも記載があるように総合情報サイトという印象ですが、売却方面の実力も詳しく知りたいところです。
この章ではリガイドの売却方面について、特徴や評判、メリットやデメリットを探っていきます。
\最大10社に査定が可能/
リガイドの概要
リガイドが不動産売却の査定サービス開始したのは2006年ですので、運営歴としては約12年という老舗の部類に入るサイトです。
一括査定サイトでは一番古い「HOME4U」の次に歴史が長いということになりますね。
ただ、リガイドの名前はあまり耳馴染みがない人もいるかもしれません。
実はリガイドの前身は「SBI不動産ガイド」というサイトで、有名なSBI不動産グループによって運営されていました。
こちらの名前はなかなり有名ですので聞いたことがある人が多いと思います。
名称が変わったのは運営会社の分社化によるもので、現在のリガイドの運営者は株式会社ウェイブダッシュという会社です。
インターネット関連事業に特化するために分社化した同社が、今のリガイドの運営を任されているということになります。
公式サイトを拝見すると、最初のトップページでは売却以外にも多くの情報を載せており、まさに不動産の総合サイトという感じを受けます。
売却のみで利用したい人にはパッと見で余計な情報も入ってくるので取っ付きにくさが多少ありますが、「物件を売る」のメニューに入れば売却専用のページに飛ぶことができます。
ただ売却専用ページ以外でも役に立つものもあるので、次の項でリガイドの特徴を見てみましょう。
リガイドの特徴
一括査定は最大10社に同時依頼が可能
リガイドで同時に査定依頼を出せるのは最大で10社と業界最多の数字です。すまいvalueが最大6社に査定なのでかなり多いです。
リガイドはより多くの不動産業者との相見積もりによって、利用者により有利な業者が見つかると考えています。
というのも不動産業者はそれぞれ得意分野があり、不動産の種類によって得手不得手があるので、売りたい物件の扱いがより得意な業者に査定を依頼する方が有利になります。
しかし利用者にとって、特に不動産に詳しくない初心者には個別業者の得手不得手など分かりづらいですよね。
ですから査定依頼を出せる最大数によってこれをカバーし、その中に利用者にとって有利になる業者が入る確率を少しでも高めています。
フェイスブックやヤフーのアカウントを引き継ぐことができる
査定依頼では個人情報の入力作業が必要ですが、リガイドはフェイスブックやヤフーのアカウントを引き継ぐことができる仕様になっているので、入力の手間を省いてスピーディな手続きが可能です。
提携不動産業者が厳選されている
リガイドに登録されている不動産業者は、独自審査によって提携を許された約800社です。
提携数としては他のサイトと比べると少ないですが、数よりも質を重視した少数精鋭での対応を重視しています。
賃貸査定やリフォーム査定にも対応
公式サイトのトップページには売却専用のページに入る入口がありますが、それとは別に賃貸査定の入り口とリフォーム査定の入り口が用意されています。
マンションなどは賃貸に出して利用したいという希望もあるでしょうし、昨今ではリフォームは日常で頻繁に行われています。
これらを個別業者を歩いて回って比較するのではやはり大変です。
売却と同じように、賃貸やリフォームについても一括査定を依頼出るのは大変便利です。
投資用不動産に強い
同じくトップページには投資用の収益物件を探す専用ページへの入り口が用意されています。
旧SBI不動産は総合不動産企業として活躍していましたから、投資用不動産の扱いも得意です。
収益物件のページは売却ページとは直接関係しませんが、その経験やノウハウは、投資用物件を売る際に有利に働いてくれることでしょう。
業界第二位の老舗
業界第二位の長い運営経験をもつ老舗サイトですから、利用する側も安心できます。
お役立ちコンテンツが満載
売却関連では「不動産売却ガイド」、「売却必勝法」、「売却Q&A」など色々なお役立ちコンテンツを発信していますし、売却以外でも不動産コラムや保険商品検索、不動産管理サービス、建物診断サービスなど多方面の有益情報を発信しています。
リガイドの口コミや評判
ここでは、リガイドを利用した人の口コミについて、ネット上で確認できる評判を抜粋してみます。
- 申し込みの手続きが簡単だった
- 1か月ほどで売却に成功した
- 地元業者が揃っていて良いと思った
- 成約価格が査定額より高くなった
- 不動産関連の情報が多く楽しめる
- 仲介業者がまめに連絡をくれたので安心できた
- 相続に関する相談や税金、ローンの相談にも乗ってもらえた
- 近所の不動産屋よりもずっと高い査定額になった
- 厳選しているだけあってどの業者も対応が良い
- 大手企業の運営で安心できる
- 一度に10社に依頼が出せるので手間が無い
- しつこい営業などは受けることはなかった
- 大手から中小までバランスよく揃っている感じ
- 売却完了までスムーズだった
- リフォームして使うか売却するかで悩んだが、売却査定が有利だったので売る決心がついた
- 住み換え事案で売却によって十分な資金を得ることができた
- 営業さんが熱心で好感が持てた
- 連絡を希望する時間帯を選ぶことができるのが良い
- 査定依頼後翌日にはすぐに連絡がきた
- 売却と賃貸の査定ができるのは便利
- 営業の電話やダイレクトメールが届くのが煩わしい
- 査定依頼を出した業者の中から仲介依頼を出す業者を選定するのに数が多く困る
- 業者からの連絡が何度も来て対応が面倒だった
- 山間部の物件では対応業者がいなかった
- 一部態度の悪い営業を受けることがあった
一部に態度の良くない営業もいる可能性は否定できませんが、こればかりは仕方がないと言えるかもしれませんね。
またリガイドは提携業者数が他サイトよりは少ないので、地方や山間部など人口が少ない地域だと対応できる業者がいない可能性も出てきます。
この点は他のサイトも併用してカバーするようにしましょう。
良い印象の評価は概ねリガイドの良い面がしっかり評価されているので、市場での好感触を得ていると判断できます。
リガイドを利用するメリット
- 一気に多数業者の相見積もりが可能
- 申し込みの手間が省ける
- 売却以外の選択も可能
- 良心的な対応が期待できる
- 投資用物件で優位性が期待できる
- 無料で知識を得られる
- 連絡を受ける時間を選択できる
一気に多数業者の相見積もりが可能
最大10社に同時に査定依頼が可能なので、できるだけ多くの業者に相見積もりを依頼して比較したい人は手間を省くことができます。
申し込みの手間が省ける
ヤフーやフェイスブックのアカウントを引き継げるので、短時間での申し込みが可能です。
売却以外の選択も可能
売却以外にも賃貸やリフォームの査定依頼が出せるので、三者を比較して物件の今後の扱いを検討することができます。
賃貸に出して賃料を得るか、古くなった家にリフォームを施して住み続けるか、それとも売ってしまうか、3つの選択肢を得ることができます。
良心的な対応が期待できる
リガイドの独自審査に合格した業者が揃っているので、どの業者に依頼しても一定水準で良心的な対応を受けられると期待できます。
投資用物件で優位性が期待できる
収益物件の保有者の場合、その扱いが得意なリガイド経由で売却することで有利な売却に繋げることが期待できます。
無料で知識を得られる
多くの有益情報を発信しているので、無料で不動産の知識を得ることができます。
連絡を受ける時間を選択できる
リガイドは連絡を希望する日として、できるだけ早く、平日、土日祝日などを選択できます。
また時間帯の指定では、9時~12時、12時~15時、15時~18時、18時~21時を選択できるので、仕事の都合などがある人には便利です。
リガイドのデメリット
- 地方では対応業者がいないことも
- 多数業者の対応が大変になる
- 選択肢が広いので決定に時間がかかる
- 賃貸査定は業者が少ない
地方では対応業者がいないことも
リガイドの提携業者は他のサイトに比べると総数としては少ないので、地方や山間部など人口の少ない地域では対応業者が出てこない可能性もあります。
多数業者の対応が大変になる
最大で一気に10社に査定依頼が出せるので、対応業者が多く現れる物件の場合はその後の対応の手間が大変になることが予想されます。
多数業者の相見積もりを優先するならば我慢しなければなりませんが、心配な方は依頼数を加減するなどの工夫が必要です。
選択肢が広いので決定に時間がかかる
売却以外にも賃貸やリフォームの選択肢があり、利用者としては色々と比較したくなります。
全てを検討できる物件の場合、物件の扱いをどうするかの決定までに時間がかかってしまうかもしれません。
賃貸査定は業者が少ない
リガイドは賃貸査定が可能ですが、現状では賃貸査定に対応する業者は売却やリフォームほど多くないので、エリアによって賃貸の査定を受けられない物件もあります。
この点は今後の業者数の増加が望まれますね。
まとめ
名称 | Re Guide(リガイド) |
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運営会社 | 株式会社ウェイブダッシュ |
URL | https://www.re-guide.jp/ |
この章では旧SBI不動産ガイドから名前が変わった「Re Guide(リガイド)」について、特徴や評判、メリットやデメリットなどを見てきました。
名前が変わりましたが、実際は運営歴が長い老舗のサイトであるということはポイントの一つです。
提携業者の総数は少なめですが、売却以外の選択肢を提供してくれることや投資用物件の扱いに期待が持てる点が印象的です。
初心者の方は仮に可能であっても一気に上限の10社に同時に依頼してしまうと、業者の営業に面喰ってしまい負のイメージを持ってしまうかもしれませんので、査定依頼の経験がない方は最初の依頼数を加減することをお薦めします。
\最大10社に査定が可能/